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Bourgogne Passetoutgrain 2005 D.Chasornnay [ワイン]

Bourgogne Passetoutgrain 2005  D.Chasornnay

自然派の雄、フレデリック・コサールの作るパストゥグランです。

あけた瞬間は、やはり、畑、どぶ川のようなビオ香が強固にしてきます。
3~5分はその香りがしつこく消えなかったので、Maxivinのソムリエ佐藤さんよろしくコルクをしなおして、ぶんぶん瓶を振ってみました。泡立つよ~。
口に含んでみると、味もするどーい酸味がゴンゴンと襲ってきます。
収斂する渋みも意外に強くあります。

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ボージョレー・ヌーボー2007 [ワイン]

今年もやってまいりましたね、この日が!
って、もう1週間経ってるけどさ(自嘲)。

今年は、パカレとか、コサールとか、ラパリュは、なぜか買わなかった・・・・忙しかったので・・・。
まあうまいんだろうからそのうち買おう、と思ってます(もう残ってないかな)。

で、今年買ったのは、これ。


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アルバロ・パラシオスを囲みまくる夕べ [ワイン]

おばんです。昨夜、とんでもない人と飲んできました。
その人は、アルバロ・パラシオス。
ペトリュス、スタッグスリープで修業した後、それまでは打ち棄てられていたスペイン・プリオラートで89年からワインを作りはじめ、一気にスターダムにのしあがった世界的ワインメーカーです。「レルミタ」の2004年はパーカーポイント98点!

ワイン輸入会社ファインズさんの友人が誘ってくれたテイスティングセミナーでした。
実は人数が少し足りないとのことでの応援参加だったのですが、銀座のマイ・ハンブルハウス東京に着いた時、思わずのけぞりました。
ゲストって、俺ひとりやん!
8人がけの個室に、普通の応募客は、マジで私一人。
それ以外はファインズの社員が友人含め2名、通訳の女性1名という、たったそれだけ。
「こやちゃん、客なんだから、もちろんパラシオスの正面だよね。」と、さっさと席も決められてしまい、問答無用で主賓の目の前に座ることに。
ひえ~、何しゃべりゃいいんだよ~。

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シレックス2003、タウラージ2001、トレッビアーノ・ダブルッツオ2001 [ワイン]

8月14日のことになりますが、池袋のワインバー、エスペルトで、またまたレアなワインが出るとのことで行ってまいりました。
ワイナリー和泉屋さんがやっているこの店では、時々、スペシャルな逸品をグラスで飲ませてくれるのです。で、この日はこれ。

Pouilly Fume Silex 2003 Didier Daguneau
プイイ・フュメ シレックス 2003 ディディエ・ダグノー
50ml 1,050円

なんだ、この果実味と樽香の一体感は!
ここまでキレイに一体化しているワインは初めてでした。甘さすら感じる厚みのある味わい、まろやかで太い酸味、なんというバランスのよさ。
最後まで蜂蜜のニュアンスがします。とっつきやすいのに育ちがいいというか、気品のある長い余韻を残しますが、それもまた蜂蜜のニュアンス。完璧な白ワインでした。
※どこかの酒屋サイトに書いてあった解説
プイィ・フュメにおける最良の生産者がディディエ・ダグノー。ローヌのアラン・グライヨ、ボルドーのドゥニ・デュブルデュ教授、ブルゴーニュのアンリ・ジャイエなど錚々たる師匠に師事し、いいとこどり。有機栽培です。ワイン名の『シレックス』は『火打石』の意味。シレックスの畑はミネラル豊富な石灰質土壌で、そこには火打石がゴロゴロと転がっているのだそうです。

Taurasi cinque querce 2001 Salvatore Molettieri
タウラージ チンク・クエルチェ 2001 サルヴァトーレ・モレッティエーリ
50ml 1,050円

アタックから甘くて、まろやかな赤ワインです。樽香はまるで、桐の家具のようにかぐわしい香り。とても濃いのに、ひっかからずにするすると飲めてしまいます。非常に良く出来たメルローのように、人好きがするのに、絶妙なバランスで飲ませていく。丸い、という形容が本当にぴったりな球体のようなワインです。この味わいは、レオン・バラルのジャディス(ブライドテイストでマルゴーを破ったワイン)を思い出します。それをもっとエレガントにしたような感じでした。
※どこかの酒屋サイトに書いてあった解説
イタリアの食の総合雑誌「ガンベロ・ロッソ」のワインガイド
ヴィーニ・ディ・イタリア」の2006年度版で、紹介されている生産者の数が2,126生産者、そして評価を受けているワインは15,476アイテム。その中で最高評価の『トレ・ビッキエリ』(スリーグラス)に選ばれたワインは、たったの246アイテムに過ぎず、その確率は約1.59%という非常に難関なものだそうです。このタウラージ2001はその中の1本。さらにその中で1位を獲得したワインです。作り手のサルヴァトーレ・モレッティエーリは、最高峰のタウラージを作る生産者だそうです。タウラージは、尊厳、力、気品のすべてを備えるといわれるアリアニコ種から造られる南イタリア・カンパーニャ州の偉大な赤ワイン。

Trebbiano d'Abruzzo 2001 Edoardo Valentini
トレッビアーノ・ダブルッツオ 2001 エドアルド・ヴァレンティーニ
50ml 1,050円

いきなりブリオッシュの香り。その後、どこかで嗅ぎなれた畑の土のような、懐かしい異臭。そうだ、自然派に特有な還元香。本来は嫌な匂いなのに、なんともかぐわしく感じてしまうのはなぜ。
とはいえ、やはりよろしくない香りではあるので、ぶんぶん振り回して、とばしてしまいました・・・。
後に現れたのは、やはりブリオッシュの香り。
ビンテージが2001年なのに、とてつもない微発泡を感じます。
なんでしょう、この何もかもが規格外な個性は。
だんだん落ち着いてくると、繊細な酸味も感じられるようになってきました。オリーブを食べて味覚を変えると、今度はとても甘く感じられるようになりました。
香り、味ともに分析しようのない奥深さ、複雑さがあります。まさに自然の神秘、ファンタスティコ!としかいいようがありません。
ちなみに、このトレッビアーノ。感激したので、帰宅後2本購入してしまいました。
じっくり寝かせまーす、ぶふふ♪
※どこかの酒屋サイトに書いてあった解説
とにかく頑固な人柄でワイン・ジャーナリストは大嫌いというエドアルド・ヴァレンティーニ氏は広大な自社畑の収穫されるぶどうの最上のものを2割弱残し全てを売り払ってしまいます。『ワインはカンティーナで生まれるものではなく、畑で生まれるのである』という通り、ぶどうに対しては非常に厳しい考えをしています。
人気ワイン・ジャーナリストのヒュー・ジョンソン氏も著書ワインポケット・ブックで『トレビアーノ種がとても持っているとは想像できないようなあらゆるものを持っているように思われる。すなわち、色の深さ、ボディ、豊かなアロマ、凝集力、香味の持続力、そして熟成の能力。このあたりのワインでこのワインと比肩するものは見当たらないので、このワインはしばしばブルゴーニュ地方の白ワインと比べられるが、それは個性というよりはむしろ格という点で似ているということである』とコメントしています。 本当に多くのワイン・ジャーナリストがエドアルド・ヴァレンティーニについて書いてますが、表現こそ違え、もう大絶賛の世界です。2006年、惜しまれつつ、逝去されました。




ココファームワイナリー試飲レポート [ワイン]

夏の足利ココファームワイナリーツアー第4弾!やっとワインの話題に行き着いたか・・・・
今回も、やのっちがワインショップの試飲コーナーで試飲させてくれました。いつもごっつあんです!

ココ・ファーム ドライ
名前のとおり、確かに辛口ですっきりしてます。夏場の食欲がないときとかいいかも。
すっきりしてるからステンレスタンクでの熟成かと思いましたが、1樽分は樽がけしたシャルドネが入っているとのこと。3.7%くらいですね・・・。

山のシャルドネ
このワイナリーのシャルドネのトップキュベになります。山形の契約農家からのブドウだそうです。
脚がすごいです。円周の全ての縁から、均等に、太い脚がおりてくる。樽の風味もすごい。
収量制限、厳しい選果、新樽の使用などが想像できる贅沢なつくりであることがみてとれます。
こんなブドウが日本でもできるんですね。もちろんブルゴーニュに比べれば厚みという点でやはり線は細いのですが、日本もここまで来たかという印象を受けました。

地中海風ロゼ
カベルネ、タナなど4種類のブドウのブレンド。
(テクニカルデータによる品種:タナ 39%、カベルネ・ソーヴィニョン 34%、小公子 13%、メルロ 10%、ノートン 2%、その他 2%)
地中海風といっているが、いわゆる南仏あたりのロゼよりもかなり酸味がある。やはり日本のブドウである。
複雑で、分析しきれない。ロゼだけどブイヤベースよりも酢豚なんかのほうがいいのでは。
Le vin Nature selection より抜粋
料理との相性:程よくコクのある料理:豚肉のパテや生ハム、タイ風春巻き、鶏肉の香草焼き、チーズ、クロスティーニ)

甲州F.O.S.(Fermented On Skins)

(写真:f.hatena.ne.jp/okkuu-daaman/20070717235537より拝借、右が甲州F.O.S、左は農民シャルドネ)
このワイン、目隠しで飲んだら、シュペートブルグンターと間違えると思う。白ワインなのに、です。
甲州って厚みのある仕立てをしても面白いなあと思いました。
やのっちによれば、ステンレスタンクでブリックス(糖度)が1桁になるまで、皮付きのまま発酵させ、その後、樽にうつして、さらに発酵させるとのことです。
そもそも甲州って国際スタンダードになったことのないブドウだからワイン市場における正解もないし、こういう醸造もありではないのかと思います。線がふとくなってちょうどいい感じです。
Le vin Nature selection より抜粋。ブルースによれば「(甲州ブドウの)色は銅色、渋味が強くとても力強いのです。このようなブドウから淡く柔らかなワインをつくるには、ブドウの成分を抽出しすぎない注意、成分を抽出しすぎた場合はそれを取り除く技術が必要です。そんなわけで結果的に、本来のブドウの特徴や力強さをもつワインにはなかなかならないのです。」)
どんな料理にもあう面白さが出てきました。買ってみて、どんな料理にあうか考えてみたいという面白さです。寿司でいえば、玉子、かんぴょう巻とか、要するに甘辛い感じの家庭料理に合いそう。

それと、今回は試飲しなかったけれど、ここの「タナ・ノートン」は、日本で作られた赤ワイン史上でも指折りの一つになるんじゃないかと思っています。

実は瓶詰めされる前に、昨年、熟成中の樽を試飲させてもらったのですが、南仏で大量生産されているタナというブドウが日本で造られるとこれほどのワインになるとは心底驚かされました。
アタックが甘く、厚みがあり、なめらかで、よく出来たメルローのようでした。
ノートンのほうはアメリカの東部で作られているブドウですが、こちらはジェリー菓子のような香りのする面白いワインでした。
醸造長のブルースはこれらのブドウに可能性を見出したに違いありません。
ブルース曰く「どんなぶどう品種を栽培するのかを決めるのは単純なことで、「日本でうまく育つ品種こそが、私たちが栽培すべき品種」と考えています。海外のワイン産地と比べたとき、日本の独特な土壌と気候は私たちを困惑させました。しかし、世界のある場所には日本に似た地域があったので、その地域からぶどうの木を持ってきて、自分たちの畑で育てました。」(Le vin Nature selectionより抜粋)とのこと。
タナとノートンは、現在、ワイナリーのメインの畑に本格的に植えられています。このワイナリーのフラッグシップとして育てることにした、ということかもしれませんね。

そうそう、ちょうど、Wine Reportの人も試飲にきていました。イギリスのワイン百科で、年に1回、世界のワインの評価を行う歴史のある本です。2004年に宮崎の都野ワイナリーをアジアで最も成長著しいワイナリー、同ワイナリーのキャンベルアーリーロゼを世界で最もエキサイティングなワイン100のうちの1本に選んだことで有名です。
ブルースやワイナリー関係者とテラス席でたっぷり1時間以上試飲しながら話し込んでいました。
編集者のトム・スティーブンソンらしきスーツを着た大きな人がいましたね・・・
彼らの目にも「甲州F.O.S」や「タナ・ノートン」は驚きをもって映るのではないでしょうか。
Wine Report 2007が楽しみです。


カフェ・ド・フルカワ&ココファーム・カフェ [ワイン]

夏の足利ココファームワイナリーツアー第3弾。
清寿司でココファームのワイン&久兵衛仕込みの寿司を堪能した翌日は、ワイナリーのカフェで優雅にランチ!ということになりました。

その前に、宿までやのっちが迎えに来てくれるというので、近くの喫茶店で待ち合わせることにしました。

カフェ・ド・フルカワ
栃木県足利市昌平町2360
0284-42-9619

史跡「足利学校」至近の、趣のあるコーヒー専門店です。
足利に行くたびに立ち寄らせれもらっているのですが、紹介するのは初めてですね。
歴史のある街並みに溶け込んだ、渋い白壁の佇まいが、ここで日々挽かれるコーヒーのかぐわしさと、そこに集う人々の時間の豊かさを髣髴とさせます。
本当に豊かな暮らしっていうのは、こういう時間と空間が身近にあるってことなんだろうなあ。

て、ことで、やのっちもお気に入りのこの店で朝のコーヒータイムとしゃれこみました。
そもそもこの店、朝の6時から開いてます!朝の10時に入った時には既に常連でいっぱい!

アンティークの家具が配置された、いかにもな空間であります。
磨きこまれたライティングテーブルで美味しいコーヒーが飲めるなんて贅沢だなあ。
コーヒーも相変わらず香り華やか、コクがあって、かつキレもよく、良い出来でした。

どうやったら、こんなにうまいコーヒーが入れられるんだろ・・・
ちょうどレジの横にお店で造られているコーヒーの入れ方の指南書があったので、いただいて帰ってやってみました。

・・・・写真の通りにならない・・・ポットが悪いのだろうか、そういうことにしとこう・・・ううーん

ココファーム・カフェ
http://www.cocowine.com/guide/cococafe.html

良く晴れました!あまりに太陽のやつが元気なので、カリフォルニアっぽいテラス席は断念!
テント張りの(クーラーの効いた!)お部屋でランチです。まあ、日はさんさんと入ってくるからいいか。

白をグラスでいただきつつ、まずは生ハムとチーズの盛り合わせ。
生ハムに添えられてるのが、半生のマンゴーってのが面白くていいじゃないですか♪


デッキランチの熱々のパン、定番の骨付きソーセージ、冷えた白ワインがノドを駆け抜けていきます。
ああ、気持ちいいなあ、こういうのを命の洗濯っていうんですよねえ~


デザートは、ヴィンコットソフト。ブドウシロップがソフトクリームに載っています。シロップが見た目ほど甘くなくていい。口が不思議とさっぱりします。

窓の外をみやると、テラス席で、イギリスのWine Reportの取材陣(次回書きます)の面々が、醸造長のブルースやスタッフ達となにやら話し込んでいます。「のぼ」を試飲してるみたいですねえ。
やのっちの姿は見えないけど、きっと裏方として走り回っているのでしょう。
いい評価が出るといいですねえ。

がんばれ~ココファーム~、と、昼下がりの酔っ払いは心の中で思ったのでした。


ココファームワイナリー葡萄畑開墾50周年 [ワイン]

足利のココファームワイナリーといえば、近年品質向上の著しいワイナリーにして、僕の飲み友、やのっちが働いているところです。
やのっちとひさびさにゆっくり飲もうと出かけたのですが、たまたま「葡萄畑開墾50周年記念 カルメンマキ at COCO」だったので参加させてもらいました。

会場はワイナリーの大きな駐車場。夏の夕暮れ時。急斜面のブドウ畑が目の前に見えます。
テーブル席と、ステージまわりの椅子席が用意されていました。

客席をとりまくようにして、恒例の屋台がずらーり。生ハム、オムレツ、ムール貝
などのスペイン料理、合鴨串、骨付きソーセージなどの洋風鉄板焼き?、タイ料理などなど、相変わらずの多国籍&お洒落な屋台群たち。足利市内で営んでいる店が出張ってきてくれてるんですよね。こんなにグルメで酒にあう屋台料理はなかなかありませんぞ~。もちろん、ワイナリーのワイン屋台もあります。

観客は、200名くらいでしょうか。既に酒と料理でいい感じになっている方々がたくさんです。
「僕らも早くいい感じにならなければ!」ということで、早速腹ごしらえをした次第。

じゃーん。ムール貝のアイヨリソース、生ハム&大根サラダ、ピクルス。このほかに特大骨付きソーセージもいただきましたっ。

スパークリングワインではなく、スパークリングジュース。ボディがしっかりとしてジュースとは思えないほど飲みごたえあり。アルコールは入ってないはずなのに、なぜかいい気分になるのだ。

で、めでたくいい感じになりまして、夜のとばりも降りてくるころ、ライブ開始。

カルメンマキさんのボーカル、ジャズ奏者の板橋文夫さん、太田恵資さんの演奏で、ブドウ畑を背に、美しく、幻想的なライブが演じられました。全体的にスローなバラードっぽいのが多かったですね。あの名曲「時には母のない子のように」も飛び出しまして、まったりと夜は更けていったわけですが、どっこい僕らの夜はこれでは終わらなかったのです。それは次回。


Morellino di Scansano 2005 La Selva [ワイン]

Morellino di Scansano 2005 La Selva

「ひなびた」感じのイタリアワインが急に飲みたくなって買いました。
池袋サンシャインシティのヴィノスやまざきで2,180円なり。

実はイタリアの赤ワインって、どことなくブドウをひなびさせて、セピア色の香りにしたような古い感じ(ひねた感じ)がして、あんまり好きじゃなかったんですよね。

でも、こんな箴言を聞いたことがあります。「ワイン初心者の彼女にはカリフォルニア、ちょっと飲んでいる彼女にはフランス、ワイン通の彼女にはイタリアを飲ませろ」と。なるほどな、と素直に思います。それに僕の敬愛する足利ココファームの醸造家Y君もイタリアワインが大好き。なんといっても美食のルーツ、フランスに美食を教えた国ですから、僕もココロのどこかで最後に行き着くのはイタリアだろう、と思ってました。

で、今日は、まさにそのイタリアワインが急に飲みたくなったのです。こんなことは初めての経験。その意味で今日は記念すべき日かもしれません。イタリアワインの門をくぐった日になりそうです。

買ったワインですが、ラベルにda uva di agricoltura biologicaとあり、ビオのワインであることも知れます。ビオ好きとしては期待が持てます。
しかしラベルの裏に、Robert Parker 86puntiのシールが・・・少しこれ見よがしな感じがどうも、ですね。はたしてワイナリーが貼ったのか、やまざきが貼ったのか判然としませんけれど。

さて、抜栓直後は、やはりほのかに還元的なビオ香がしました。しかし、ちょっとまわしてやると、アルコールの揮発する香りに混じって、きりっと締まった酸味をともなった、スグリやなめし皮っぽい香りがしてきます。色は深みのあるルビー色です。

パーカーが気に入っただけあって、凝縮感があり、アタックの中に甘みがありますね。もちろん、イタリアらしい、背骨のように堅固で、あまりエレガントでなく、誤解を恐れずに言えば、「泥くさい」酸味があります。なんとなく、ほこりっぽいのです。さらにほのかなえぐみ、苦味もアフターにありますね。
僕はもともと、この酸味とほこりっぽさ、えぐみ、苦味が苦手でイタリアを敬遠していたのです。
個性は分かりますが、エレガントではない、ということです。

ところが、今日は違いました。この、力の抜けた、おじいちゃんが日向で日向ぼっこしているような、あまり洗練されていない感じがとてもしっくりきたのです。
僕も少し歳を食ったと言うこと?
ちなみに、ブドウ品種はサンジョベーゼ90%、メルロー10%とのこと。酸味やほこりっぽさはサンジョベーゼから、丸みや甘みはメルローから?

少し話がそれましたね。特徴は色々ありますが、このワインの特質は、やはり、ビオであることからくる、圧倒的な飲みやすさだと思います。
凝縮感があるので、重いワインではありますが、それでいながら、ひっかかりがなくするすると飲めます。

僕は、これを数時間かけてゆっくりと飲みながらも、全然酔っ払わず、また眠くもなりませんでした。アルコールに弱い僕にしては稀有なことです。
それに、数時間かけて飲めるというのは、独特な酸味と苦味、えぐみが立体的な奥行を与えるので、飽きがこないんじゃないのかな~と思います。それに時間が経っても甘い果実味が損なわれないのも大きいですね。この甘みは、10%入っているメルローに由来するものかもしれないけれど、それにしてはずいぶんとしっかりしてます。

ちなみに、このワインの産地である、フィレンツェとローマのちょうど中間、マレンマ地方は最良の有機ブドウの産地であり、モンダヴィ、アンティノリ、ビオンディ・サンティなどが進出調査に乗り出しているそうです。また全く樽を使っていないそうです。信じられない!樽熟成もさせずに、このまろやかさは一体なんだと言いたくなります。
これは買いです!
でも、やまざきが買い占めちゃってるとチラシに書いてあったので、やまざきでしか買えません、多分。

ようやく僕にもイタリアの果てしない世界が見えてきた気がします・・・祝・何回目かの成人!?


NOVO2003/1996 [ワイン]

4月28日、友人Y君が勤めているワイナリーへ遊びに行ってきました。

足利にあるココファームワイナリーっていうんですが、ご存知ですか?
1950年代に特殊学級の中学生たちによって開墾されたぶどう畑が、その原点となっているワイナリーです。今でもブドウの栽培には、こころみ学園の生徒さんたちが携わっています。
醸造責任者にアメリカ人のブルース・ガット・ラブ氏を迎えてから、品質がめきめき向上したという、もっぱらの評判です。僕は日本の中で一番面白いワインを作るワイナリーだと思います。タナとかノートンとか作って、しかもそれがうまいのですから。
ココファームについて詳しくはこちら

Y君は、このワイナリーを休みの日にボランティアで手伝っているうちに、あるいは、僕らと神田のワインバーで飲んだくれているうちに、どうしてもワインを作りたいと思ったらしく、数年前にここに転職したのでした。

それ以来、いつ遊びに行っても彼は飲兵衛の僕らを暖かく迎えてくれます。
いまや、ワインを消費する側から作る側になった彼を、僕は少しまぶしい感じで見ていたりします。
なんてね。

今回は、瓶詰めして販売を開始したばかりの、スパークリングワインで歓迎してくれました。
まずは「NOVO2003」、ココファームを代表するワインです。


売値は6,500円と決して安くないのですが、日本でこんなに高品質のスパークリングが出来るのか、と驚かせてくれるのは間違いありません。
エレガントで繊細な酸味はシャンパンに迫るものです。ミネラリーでなく、またあっさりとした感じから、かろうじて、これはシャンパンではないな、と察せられるくらいです。ブドウはリースリングリオン。品種由来と思われる、後口に残るほのかな苦味が特徴的です。ちなみに、リースリングリオンとは、ご存知リースリングと「甲州三尺」というブドウを交雑したものだそうです。(リースリングリオンについて詳しくはこちら
「甲州三尺」ってどんなブドウなんですかね~
Y君はNOVOの動瓶(リュミアージュ)や、瓶詰め、ドサージュなどを担当しています。知っている人が瓶をくるくる回していたかと思うと、飲み手としてはなんだか不思議な気分になりますね。
(動瓶を待つNOVOのボトル)

次に、Y君が持ってきてくれたのは、なんと「NOVO1996」。
これこそ、2000年の沖縄サミットで乾杯用に使用されたワインです。
NOVO2003をそのまま熟成させた感じ、要するにひねた香りがついています。一般にリースリングリオンの熟成は早いとされていますので、このひね方も納得ができます。その分、おだやかで複雑さを増していました。サミットの政治家も日本のワインの水準に驚いたのでは?

さてさて、僕らがココファームをこよなく愛する理由の一つにこちらのカフェがあります。
足利市のワインバーのマスターがシェフとして手伝いにきてくれているとのことで、かなり美味しく、かついちいち酒飲み心をくすぐるのです。例えば、枝つきの干しブドウやチーズ、美味しいパン、手作りの骨付きソーセージなどなど。
(この日いただいたのはカレーランチでした)


そういえば、チーズは最近、フェルミエがこのワイナリーを気に入って入れるようになったそうです。セラードアの売店にコンテの切り落としっぽいのがたくさん大きな袋に入って1000円くらいでセールされていたような・・・ますます充実していきますね・・・

カフェはほとんどの席が2階に設けられたデッキに日傘をさしたオープンエアです。ですから気持ちがいい。一番気持ちがいいのは、晴れた夏の朝10時くらいにデッキの日傘の下に座って、谷をわたる風を感じながらNOVOを飲むこと。そのへんのへなちょこリゾートなんかよりもよっぽど極楽です。

そうそう、カフェではピクニックボックスも作ってくれます。中身はキッシュや焼きたてパンやソーセージやサラダなどなど。それと良く冷えた白ワインを持って、畑のてっぺんにある小高い展望広場までえっちらえっちら登ると、またもや日傘があります。足利市内を一望しながら一杯やるのがまた格別なのです。
(これがピクニックボックス&展望台だ!)

(そして宴のあと・・・)

最後に、今年のY君いちおしワインを紹介しましょう。
ココファーム 山のシャルドネ2005

2007年初リリースのキュベです。ブドウは山形県上山市の契約農家からのもの。フレンチオーク13ヶ月熟成。生産量1476本。かなりリキの入った、しかも生産量の少ないワインです。きっとすぐなくなってしまうことでしょう。Y君いわく、ブドウを厳選し、今までのココファームのシャルドネの中で最高の出来、とのこと。フレンチオーク13ヶ月に耐えられるほどに熟成したブドウができたということですね。買うならどうぞお早めに。

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Gros Plant pays Nantais 2003 Guy Bossard [ワイン]

「クラスマン2004年ではなんと9ポイントを獲得」という酒屋の売り文句につい釣られた。
どうして、ワインって世界は、こういう権威ある雑誌とか、評論家の一言ってやつが幅をきかせるのだろうか!
・・・・・・・そっか、俺みたいなヤツがいるからだな。

ま、いっかボサール好きだし。

Gros Plant pays Nantais 2003 Guy Bossard

2006.5.30
洋ナシの甘く、かつさわやかな香り。
特徴らしい特徴がないのが特長か。
すきっとした酸味が一本すーっと通っていて、水のように喉を落ちていく。
でも、それでいて、うすっぺらい感じがしないのは、旨みが乗っているから。
他の作り手のものを飲んだときには、こういう旨みは感じなかったので、これはビオゆえなのかもしれない。
冷やすよりも、すこしぬるめのほうが、旨みや微妙な立体感、複雑さが出てくるあたりも、ただの水っぽいワインでない証拠かな。

それにしても、あんな極太眉のごっついおっさん(注:自然派ワイン大会)が、こんな繊細で微妙なワインを作るとは本当に不思議です(注:これは褒めてます)。

ゴマドレをかけたしゃぶしゃぶとあわせて、とても美味しゅうございました。
(かみさんの力作)


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