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熊本 宝寿司 [寿司]

熊本第三弾でーす。このころには既にへべれけでした・・・

江戸宝寿司
熊本県熊本市坪井2-1-46
096-343-2602

この夜、姉に連れて行ってもらった三軒目はお寿司屋さんでありました。
ていうか、よく覚えていませんが、入店したのが、多分夜の12時過ぎだったかな~。
姉がお店の方と知り合いらしく、閉店時間も過ぎたはずなのに、わざわざ開けていただいていた次第。
ただの酔っ払いのために申し訳ありませんでした。

しかも、既にしこたま酒を喰らっていたため、断片的にしか記憶が残っておりませぬ・・・・重ねがさね申し訳ございません、宝寿司さま~

なぜか写真は撮っていましたので、それを掲載させていただきます。

さすがにお腹いっぱいだったので、寿司は食べきれない、ということで、アテを用意して若大将が待っていてくれたのでした。

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清寿司(足利)&ココファームワイン [寿司]

前回の記事から少し間があいてしまいましたが、今回も引き続き、足利のココファーム訪問記です。

カルメン・マキさんのライブが終わった後、ワイナリー職員のやのっちが行きつけの寿司屋に連れて行ってくれました。

清寿司
足利市本城2丁目1906
0284-41-3481
足利市民会館の近く、住宅街の中にひっそりとたたずむ寿司屋さんです。
夜の10時過ぎに入ると、ご近所さんらしき、初老の紳士二人がいい感じで腰を落ち着けていました。アットホームな雰囲気の店内で、カウンターにはまだ若々しい、しかしふくよかでにこやかでどことなく貫禄の感じられる若大将が一人。

この店には、ちゃんとココファームの白ワインが置いてあるのです。
ゲビルツトラミネール、ケルナーなど北海道の契約農家から仕入れる葡萄で作る、酸味の際立った白ワインが置いてあります。
この日美味しかったのは、まず、旬の鯒(こち)。透き通った柳葉の白身に、醤油のジュレ、スダチが載っています。脂で勝負する魚ではありません。この奥ゆかしいとすらいえるくらいにはんなりとした白身の旨みがなんともいじらしい。
実はその後で平目もいただいたのですが、平目のとっぷりとした旨みに、もっと恥じらいを持て、と逆に言いたくなるくらいのものでした。

シャリが小さく端正なので、久兵衛ぽいね、と言ったら、実は久兵衛で修行したとのこと。どうりでネタに寄りかからない節度の感じられる味わいだと思いました。

新子、鯖、秋刀魚、鰯、いずれもそのぴかぴかした姿からは想像もつかないほど、上品な味わい、それでいて、野性味もほのかに残しており、どことなく妖艶。バランスが絶妙。

赤味のヅケもつやつやと、しっとりなまめかしい。香りはもちろん抜群。ほのかなよいマグロの香り。5分だけ、さっとつけただけといいます。
ウニの軍艦、かんぴょう、どちらも海苔がぱりっと、しゃきっとしていて、香り高く、うまかったです。

近所にこういう店があると貴重ですね、しかも自分の働くワイナリーのワインとあわせられるなんて、やのっちはなんて幸せモノなんだ~。

実は焼きハマグリも食べました!



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かね清(新潟) [寿司]

先週の日曜、月曜、実は新潟に行っていました。そう、新潟中越沖地震があった日です。
単純に遊びに行っていたのですが、そこでぐらぐらっと来ました。僕らは新潟市にいたので、「おお~ゆれたなあ~」くらいで無邪気なものでしたが、そこからたった数十キロ離れた柏崎市ではとんでもないことになっていたわけです。天災は本当にあっけなくやってきて、あっという間に日常を壊してしまうものなのですね。

でも地震の前の晩、僕らは平和に寿司を食べました。ネタがよくて文句なしにうまかった。地震はこわいけど、あの寿司なら地震くらいではビクともしないでしょう。また是非食べに行きたいです。大丈夫だ、新潟!

寿司割烹かね清
住所: 新潟市古町通7番町1006
TEL: 025-228-4141 FAX:025-228-4142
営業時間: 平日 11:30-14:00 17:00-24:00
日、祝 11:30-21:00
http://www.kanesei-gp.co.jp/

新潟市の繁華街に「古町モール」というアーケードがあります。郷土の漫画家、水島新司にちなんた、ドカベンキャラクターや、あぶさんなどの、あまり似ていない銅像が通り沿いに並べられていますが、昭和のアーケードの良い感じを残しています。そのモールからはいった、一見さんでもみつけやすい場所にある寿司屋です。

日祝でもやってくれているのが旅行者にはありがたく、ガイドブックを見ると、家族連れに良いともあります。確かに入った雰囲気が明るく、店員さんもはきはきとして愛想よく、居心地の良い店でした。それでいて近所の常連さんが一人できてつまんでいくようなディープさもある店です。

初夏の新潟の美味と言えば、まずは「茶豆」「十全なす」とのこと。

茶豆は、要するに枝豆のことですが、新鮮な茹でたてに、塩をかなりきつめにあてたものが出てきました。きつめの塩、鮮度良し、茹でたて、ですから、これが甘くないわけがない。ほかほかの湯気の中でほっこりとしていて、噛み締めるほどにじんわりと甘みがあり、品よくも主張のある忘れがたい味、そしていくら食べても全く飽きがこない妙味でした。もちろん相棒はよく冷えたビールです。

十全なす、というのは、聞きなれない名前だったのですが、昭和の初めに、新潟の十全村で交配によって出来たので、この名がついたとのこと。卵型で、皮が薄く、甘みがあるそうです。
浅漬けをいただきましたが、なるほど肉質が緻密で、ジューシーななすでした。面白いのは、和からしをつけて食べると、味が引き締まること。


ここらで日本酒が欲しくなったので、新潟の地酒「麒麟山」(300ml)を。辛口で、お魚に良くあう酒でした。今回の旅行で、辛口の酒がますます好きになりました。やっぱり地酒は現地で飲むに限りますね。


お造りは、あじ、すみいか、南蛮海老(甘エビ)、大トロ、タイ、赤貝です。どれも、鮮度抜群、甘み最高なのはもちろんですが、共通するのは東京よりも肉厚なこと。厚めに切ってあって、ねっとりと噛み応えがあるので、「噛めば噛むほど甘みが出る」というのが実感できました。イカとか白身とか、この切り方だとホントに甘いんですよ~。ちなみに、この肉厚ぶりは新潟の特徴のようで、この後行った他の寿司屋や居酒屋でも同じでした。贅沢だなあ、新潟うらやましいなあと東京モンは思いました。


締めの寿司は、新潟市の政令指定都市指定を記念した特別メニュー「極み」をいただきました。

もちろん、江戸前の寿司とは別物ですから、比較は出来ません。でも、恵まれたネタによりかからないで、それをいかに美味しく食べさせるか、ということに気を配っているように思いました。流石に美食の都なのです。
さらに、お好みで、ジューシーなカニと、香ばしい穴子の塩焼きも・・・とっても美味しかったです。

これで、二人でしめて1万円ちょっとですから、いいところだなあ、とまたもや東京モンはうらやましくなりました。



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すきやばし次郎 [寿司]

すきやばし次郎
中央区銀座4-2-15 塚本素山ビルB1
03-3535-3600

ご存知のとおり、日本の寿司の最高峰であり、
世界のレストランの最高峰でもあります。
先ごろ、六本木ヒルズに支店を出されましたが、この店が出すなら自分の店も出そう、と出店を決意した店もあったというくらい別格なお店。
店を一代で作り上げた小野二郎さん(78)の寿司は、「つけ台に置いた瞬間にわずかに沈む」「芸術品」と言われ、評論家の山本益弘氏は「はかない夢のような味でもあり、一生記憶に残る味でもある」と評しています。

店は、数寄屋橋交差点、不二家の二軒隣のビルの地下にあります。高級店ですが、威圧するような門構えでもなければ、広いわけでもなく、うなぎの寝床のような塩梅で、戸も常時あけはなしてあるようで、ぱっと見、敷居は低いのです。ちょっと昔のひなびた小料理屋の風情といいましょうか。
しかし、ロビュションも驚嘆したそうですが、カウンターはもちろん、椅子から、床から、キャッシャーから全てにチリひとつなく、ワックスがけでもしたかのようにピカピカなのがただの店でないことをうかがわせます。

この日は客が少なかったので、だからでしょうか、なんと二郎さんが、じきじきに握ってくれました。
おまかせで頼んで、覚えている限りでは、以下のようなメニューでした。
鯛、こはだ、赤味、中トロ、大トロ、あわび酒蒸し、茹で海老、赤貝、煮はまぐり、さより、あじ、いわし、さば、うに軍艦、小柱軍艦、いくら軍艦、穴子、玉子。

鯛、赤味、中トロまではスターターという感じで、なんということもなく口に運んでしまいましたが、まずは、小ぶりに握られたシャリの存在感に驚きました。
米の一粒一粒が固めでしっかりとしていて、口の中ではっきりと感じられます。
しかし大きすぎたり小さかったりということがないので、違和感が全くなく、ネタとの一体感はたいしたものです。

コースとしては大トロあたりから盛り上がってきました。
見事な網の目のサシが入った、松坂牛のような大トロは見た瞬間に誰もが顔を緩める、艶美な輝きを放っていました。
淑女のような気品をたたえながらも、娼婦のように官能的に口中で溶けていく様は、まさに恍惚ものです。

息もつかせず、あわびの酒蒸しが登場し、味覚を変えてきます。
これがまた、赤ん坊のほっぺのようにつるつるで柔らかいのです。
目をつぶって食べたら、特殊な樹脂かなにかときっと間違える、というのは変な喩えですが、そうとしかいいようがありません。はんぺんにも似ているのですが、それよりももっと粒子が密で、ぷりぷりと弾力があり、中華のあわびの煮物にも似ていますが、他に喩えようがない味でもあります。

こはだは、わずかに〆が強いような感じで、少し魚くささが残りました。
こういうスタイルが真っ当なのかもしれないし、寿司には詳しくないので変なことはいえないですが、これだけはあまり好みではありませんでした。

茹で海老は肉厚でぷりぷり、甘みもたっぷり。
素直に美味かったです。ほっと一息といったところ。

赤貝は美しい花びらにまず見とれます。新鮮でヨード臭が全くなく、つるつるとして、これまた赤ん坊の耳たぶのよう。

煮はまぐりは、何よりその大きさに見とれます。口にほお張った瞬間に広がる甘いタレの味、ほのかなハマグリの香り、重量感に圧倒されました。極端ですが、まるで丼物をかきこんだような満足感があって、コースは小さなヤマ場を迎えました。

さよりは、透き通った糸柳が美しく巻かれた端正な姿。淡々とした味は、濃厚なはまぐりの後で、ロ直しのソルベのようです。

次いで、あじ、いわし、さばと光物がリズム良く続きます。脂がほどよくのり、それでいて下卑ず、強い個性をやんちゃな風合にコントロールしている様子があって、そのぎりぎりのところをいくすばらしさ、口の中で自然にほぐれ、溶けてなくなっていく優しさときたらありません。

うにも上物です。粒がたっていて、大きく、濃厚でありながら、すっきりとしています。盛りはもちろんたっぷり。ここでまた一ヤマ。

小柱は二つ目の口直し。軍艦のなかに美しい玉石のように詰め込まれ、きゅっ、ぬるっとした歯ごたえ。淡白で地味ながら役割をきっちりと果たしていました。

次の盛り上がりは、いくら。これにも正直驚きました。しっかりとした皮を破ると出てくるのは、まさしく鶏卵の卵黄そのままの味わいだったからです。でも、同時に澄明な海水の端麗もあって、しつこくない。明らかに初めて味わう、別格のいくらでした。この味は忘れられません。

そして、いよいよコースも大詰めです。方形で、肉厚のいまにも崩れんばかりのずっしりとした穴子です。面積というより体積が大きいといったほうが正しい。
口に入れた瞬間にふにゅっとピューレになって、最後には、さらさらと言ってもいいきめにほどけていきます。口の中で、穴子のうまみ、タレの甘みが渦巻き、充満する肉にむせかえるようでした。

最後の玉子もやはり凄い。かなり甘いのです。かつてない甘さで、締めくくりにふさわしい堂々としたデザートです。そしてまたこの上ないほどのふわふわ感でもあります。舌と上あごでつぶすと、たくさんの細かい気泡がじゅっという感じで押しつぶされるのが分かります。それが、ほどけて、やはりさらさらとしたパウダー状の粒子へとかえっていく様は、スポンジケーキというより、むしろメレンゲに近い感触で、感動的に美味しいのです。

新しい発見、新しい味、驚きの連続でした。それにしても、二郎さんの手は早い。
お弟子さんたちとおしゃべりしながら、そっぽを向いていたり、まないたを拭く手ばかり見えているのですが気がつくと、目の前のつけ台には、一貫が置いてあるという具合です。いったいいつ握るのか、見逃してしまうくらい早い。
それとひっきりなしに、つけ台の上をふき取ってくれます。
前の寿司の味が残っているといけないという配慮らしいのですが、細かい仕事です。客を見てないようでいて、ちゃんと見ている。こちらから話しかけなければ、話すこともないし、あまりこっちを見ているようにも見えないのですが、ちゃんと客の食べるスピードで次々に出てくる。客が食べきれないと見るや、量を加減してくれる。全てあっという間に見て取り、あっという間の手わざでやってしまう。それらがおそろしいほどの簡単さでなされるのです。

ビールを1本飲んで、一人2万5千円でした。高いと見るか、納得と見るかは、人それぞれでしょうが、ただ、「はかない夢のようでもあり、一生記憶に残る味でも
ある」というマスヒロ氏の感想には同感した次第でした。


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